本vs為替

10/23の週はパリ、11/13の週はバンクーバー、11/27の週はパリ。さすがに今年はもう海外出張無いかと思ったら、「バンクーバーに最短でいつ行ける?」とのボスからのメール。前日の夜の電話では何も言ってなかったのに... 慌ててチケット手配してやってきましたバンクーバー。先々週のパリよりは寒くないけど、やっぱり寒い。温度計は2℃を表示している。
霧による出発の遅れでターミナルを占拠している飛行機が居たため、着陸してからターミナルまで30分弱待ち、いつもよりチェックが厳しかった税関の長い列で待ち、ホテルに着いたら部屋が準備できていないからとの事で2時間待ち。今日は待つ事が多い日である。

で、二時間もホテルで待っているわけにもいかないので、本屋「Chapter」へ。
以前は、為替レート等を考慮すると、日本で買うよりここで買った方が安かったので、色んな本を買った。日本の場合はアマゾンを除いて洋書は高めの設定になっていることも一因ではある。しかし、前回もそうだったかが、買わないというか、買えない。
原因は為替である。以前はUS$とCDN$の比率は1.4から1.5対1だったが、年々カナダドルが強くなり、今では1.1対1位になっている。タクシーの運転手は「今日の為替レートだと1.05対1だよ」と豪語していた。通常の買い物は別として、現金の両替はそれ位なのかもしれない。
単純にUS$対CDN$ならどうでも良いのだが、日本円も今や100円を超えている。つまり、ついこの前までのUS$と同じくらいの所まで来ている。さらに、躊躇させる原因はUS$とCDN$併記である。こちらの本には価格が併記されているが、為替のバランスが大体1.5対1である。
例えば、「成田で買っとけば良かった」と公開しているのが スティーブ・ジョブズ-偶像復活 である。「翻訳代もあるし、版権も絡むから、カナダで買った方が安いかも」と自分を言い聞かせた結果は、
iCon: Steve Jobsである。US$表記で約25$、カナダドルで約32$、カナダのアマゾンで割引されてもまだ約22ドル (+送料) である。なんと、翻訳費用もかかっているはずの日本が一番安く入手できてしまう。
結局、Chapterで、少しだけ「座り読み」(USと同じで、椅子が用意され、納得いくまで読む事が出来る)をして時間を潰した。完璧にとは言わないが、もう少し現実の為替レートが反映されるような値段併記にして欲しい。
ちなみに、にこの本は日本に戻ったら買います。