不都合な真実

まぁ、今更何を言っているんだと言われそうですが、「不都合な真実」は映画として、ドキュメンタリーとして、そして近未来から観た現代の「人間のおろかさ」(CO2削減できなかった場合)または「人間の賢さ」(解決出来た場合)を証明したものになりえます。

最近、科学雑誌ニュートンの別冊で温暖化に関する物が発売になり私も購入したのですが、ゴア元副大統領(幻の大統領)の説明や説得力は、分かりやすさが売り物のニュートンさえも上回りますね。そして、彼の素晴らしい所はゼロサムではなく、現代の経済との共存の可能性を説いています。ただ、それもシベリアの永久凍土やグリーンランドの氷が無くなる前でなければ間に合いません。特にシベリアの永久凍土に封じ込められているメタンとCO2が排出されたら地球の生物絶滅へのカウントダウン開始となります。

彼が温暖化について運動を始めたのは大統領選の後からだと思っていたら、大学生の時から既に活動を始めていて、下院、上院でも国を動かそうと頑張っていたのですね。インターネットの拡充を国の政策として強く推進したのも彼だった事を考えると、つくづくアメリカ国民はリーダーの選択を誤ったと思います。ただ、アメリカ国民も戦争マニアのブッシュとは違い、市レベルで京都議定書に批准している事が救いですね。ブッシュは裸の王様ですね。

最近、Earth(アース)という映画では「やんわり」と温暖化の危険を訴えていますが、もしEarthを観て少しでも温暖化が気になるようであれば、是非この映画を観て欲しいと思います。

機会があれば彼の "Slide show" を生で見たいですね。