さよならノリック & 2輪を取り巻く現状

私が好きだったライダーがまた1人亡くなってしまいました(号泣

「ノリック」阿部さん事故死

何故だかヤマハは呪われているかのように死亡者が出ています。


ST600で優勝候補だった奥野正雄選手も亡くなりましたが、
お兄さんが更新を続けていたブログに、2輪業界に対する痛烈なメッセージがありました。


本気で、モータースポーツを愛するなら、私たちの子孫に、正しいものを残しましょうよ・・・
鈴鹿なんて、遊園地や施設もあって、いいところですよ。でも、野球を見に行くように、たまには、サーキットに行こうって、家族はあまりいませんよね。駄目な飲食店が駄目なのは、肝心なところ気がつかないのです。逆に良い店は、何をしてもうまくいく。ここの何かが今のモータースポーツにかけているのです。
昔、1980年代はバイクレースも人気があったなんていってますが、それは人気でなく、ただの世の中の情勢、景気つまりバブルに便乗しただけのものです。何故、あの時もっと、レーサーやファンのために、考えてないのか・・・

レーサーレプリカが衰退した理由は間違いなくメーカーにあると思っていた私はうなずくばかりです。
YH戦争と呼ばれたレーサーレプリカ対決の結末は、体力勝負に負けたホンダ以外のメーカーが非常に局所的な販売戦略になり、今となってはバイク==ビッグスクーターに近い状況を生み出しています。ヤマハにしてみれば、セローやSRに続く大事なドル箱でしょう。

でも、本当にそれで良いんでしょうか? 長い目で見ればこれもレーサーレプリカと同じ運命を辿ると思います。スクーター専用条件の新設を働きかける位はしましたが、それ以外に何をしてるんでしょうか?

4輪も2輪も、仕事で使う人も居れば、遊びで使うだけの人も居ます。しかし、遊びで見た場合の多様性が2輪には少ないのです。2輪==ビッグスクーターになってくると、一般の人にはビッグスクーターに絡む全てが2輪の全てに見えてしまうのです。走行マナー、事故、改造、whatever...
もしこれが、規制に繋がる事にでもなれば、2輪人口はまたもや縮小します。レーサーレプリカ時代と同じですね。
日本人の事を一番分かっているはずの日本メーカーが日本のマーケットを潰しにかかっているようにしか見えないのは気のせいでしょうか。
もしかしたら、日本の2輪メーカーはR&Dだけ日本に残り、生産と販売マーケットは海外だけになる日がくるかもしれません。

日本のメーカーはどうやったら2輪を取り巻く現状を変えられるのかを考えてほしいです...

最後に
亡くなった沼田選手、奥野選手、阿部選手のご冥福をお祈りします。


追記: ヤマハさん、この時点でHPに何のメッセージも出てないってどうなの? レース以外で亡くなったら放置? お悔やみの言葉位は出せないの?