アメリカ英語を使うオーストラリア人の悲劇

去年、2週間の集中英語トレーニングに参加したのだが、先日参加者と先生で集まった際、2次会にアイリッシュバーに行った。ちょうど生演奏もやっており、「Lord of the dance」が大好きな私としては大満足だった。
で、演奏も終わり、みんなで色々話していたのだが、私たち全員が英語で喋ってる事もあり(注文以外は英語を使うのがルール)、演奏をしていたうちの一人が話に参加してきた。彼は、日本語がとてもうまく、こちら側は英語で話しかけ、向こうは日本語で答えるという状態だった。
その会話の中で、英語と言っても国によって全然違うし、特に中国、シンガポール 、インド、フランスは理解しづらいよねぇと言っていた。で、私が「実はイギリス英語はわからん。NA英語の方が聞きやすい」と言った所...
彼:「え〜、アメリカ英語なんて、erとorとか、rがきつくて駄目駄目。イギリス英語はクリアーでわかりやすい」
私:「何をおっしゃる。だからわかりやすい。そういうあなただってアメリカ英語じゃん。NA生まれじゃないの?」
彼:「いや、僕はオーストラリア人なんだ」
私:「え〜?!、全然、オーストラリア人のアクセントじゃないよねぇ?」
彼:「いやぁ、周りはみんなオーストラリア英語だから、学校でもみんなに虐められたんだよねぇ...」
私:「あらぁ、かわいそうに。オーストラリアでもそんな虐めがあるんだぁ...」
アメリカならともかく、オーストラリアでも発音で虐められるのかと初めて知った。まぁ、日本でも訛りが虐められるけど、どこも一緒なのかと納得してしまった。
ちなみに、アクセントがきつい英語は、「ふつ〜」の英語と区別するために

などと言ったりする。これ以外にもきついのが中国人やフランス人の英語だったりする。私にとっては、Anglish の方がよっぽどわかりやすいのだが、徐々にフランス人の英語に慣れていく自分がちょっと嫌になる今日この頃である。
そういえば、カナダ人との付き合いが長いせいか、カナダ人に言わせると私の発音はアメリカではなくカナダに近いらしい。特に、about の発音がそのままカナダ英語らしい。本人にその感覚はないが...