パラオと右翼

パラオで沈没の旧日本軍輸送艦、遺骨収集へ調査開始
を見て思い出した。
去年の秋にパラオへダイビングに行った時の話。最初の朝食時にバフェ(ビュッフェは日本語英語!)に行くと、やけに自衛隊関係者らしき姿の人達が多い。こんなリゾートになぜ? でも、自衛隊にしては微妙な服装である。
答えはすぐに解けた。食事後、ロビーでダイビングサービスが迎えに来るのを待っていると、「神●風」の鉢巻をした人や、見た目でそれとわかる方々が数十人居る。そう、自衛隊ではなく、右翼系の方々である。簡単に言えば、ペリリュー島靖国参拝である。
単なる墓参りと同様であれば何とも言わないが、少なくとも他国、それも占領をしていた国で、あの格好は無いだろうと思う。はっきり言って、日本人として恥ずかしかった。
個人の思想にとやかく言うつもりは無いが、それをパラオの「個人」に押し付けて欲しくないもんだ。
いくら友好的な国であろうと、過去の記憶を苦々しく思っている人達も居るだろう。そのような人達に対する考慮を欠いた時点で、彼らが非難をしているアメリカと何らかわりがないのだ。